◆2005年05月27日 (金) ドラえもんにおける視聴者層の世代差と認識

 初めてトラックバックを頂きました、有難う御座います。
同時に、マイメロに毒されている方が大勢居る事を改めて実感しました。

さて、今日のドラえもん。
実況スレを見ていますと、どうも肯定・否定意見が飛び交います。

十人十色なのでどうにもなりませんが
そもそもドラえもんは長寿番組なので、それぞれが抱くイメージが違うのは当然の事でしょう。

そこで、原作の方はとりあえず置いといて
アニメの方を5年単位で区切り、変化があった部分を中心に抜き出してみましょう。

今年から逆算して書いています。 その方が何かと都合が良いから(汗
年表に付きましては、ドラえもん年表(鬱色時代)を参考にさせて頂いております。

1973年 日テレ系列でアニメ化(半年打ち切り)

1979年 テレ朝系列でアニメ化

1980年 映画「のび太の恐竜」
1981年 放送時間変更「新作2本」各15分
1982年 放送形態変更「新作1本、再放送2本」各10分
1983年 映画「のび太の海底鬼岩城」
1984年 放送形態変更「新作1本、再放送1本」各15分

この辺は面倒なので一纏め。 これを「大山ドラ初期」としよう。
「昔は良かった」等と言う懐古主義者は大体この年代だろう。
この頃からEDは良く変更されている。

日テレ版は「旧ドラ」又は「野沢ドラ」、あまり表立って語られる事は無い。

1985年 アニメで初のリメイク版
1986年 「ミニドラ」登場
1987年 放送形態変更「新作2本」各15分(~12月)
1988年 アニメ通算1000話達成
1989年 放送時間変更

1990年 映画「ドラミちゃん ミニドラSOS!!!」
1991年 アニメオリジナル脚本による作品が放送
1992年 OP・ED・サブタイトル大幅リニューアル
1993年 映画「のび太とブリキの迷宮」
1994年 映画「のび太と夢幻三剣士」

ミニドラはコロコロ読者のアイデアだそうだ。
これを受け入れる事が出来れば「大山ドラ中期」、駄目なら「大山ドラ初期」って感じかな。

余談ではあるが、アニメオリジナル脚本以外の再放送を、実況では「本編」と呼ぶ。

1995年 映画「2112年ドラえもん誕生」
1996年 映画「ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?」
1997年 OP絵・サブタイトル・次回予告・BGMリニューアル
1998年 映画「のび太の南海大冒険」
1999年 映画「のび太の宇宙漂流記」

2000年 音声ステレオ化、サブタイトル画面変更
2001年 映画「のび太と翼の勇者たち」
2002年 デジタル彩色化、番組の大幅リニューアル
2003年 アニメレギュラー枠での放送回数1000回突破
2004年 映画「のび太のワンニャン時空伝」

かなり大きな分岐点。
ドラえもんの公式設定が大幅に変更される。 ドラえもんズで世界観壊し過ぎ。
しずかちゃんが本格的に(あからさまな)お色気担当に。

こんな感じで時代の流れに乗ってしまったのが「大山ドラ晩期」であろう。

「大山ドラ初期」とはすこぶる相性が悪いが、これを見て育った世代も居るので仕方の無い事だ。
所謂「萌え路線しずか」が好きな奴も居るし。

2005年 声優・制作スタッフを一新、ハイビジョン化

そして現在。
「水田ドラ」「わさびドラ」になるのだろうか。 和菓子屋さんは今の内に商標を。

視聴者層としては、上に挙げた3タイプの他に「原作主義」が居る。
「大山ドラ初期」と似ているが、こちらは「原作の持ち味を生かせているか」にこだわる。
時代に合わせた変更や配慮にも一応突っ込む様だ。

それぞれの感想を、主観ではあるが纏めてみた。

		お話自体		ドラえもん	しずかちゃん
原作主義 概ね好評 概ね好評 好評
大山ドラ初期 概ね好評 意見が分かれる 好評
大山ドラ中期 意見が分かれる 概ね不評 好評
大山ドラ晩期 不評 不評 大好評

大体こんなもんだろう。
って、しずかちゃん大人気だな!

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