◆2007年11月07日 (水) アニメがテレビ離れをする日
オンエア後すぐに作品の購入が出来れば、視聴を逃した時でも安心。
誰かが動画をエンコードして投稿するのを待つ必要も無いし、検索する労力も要らない。
ただし、購入する訳だから金は掛かる。
無料で見られるテレビ番組を、お金を払ってまで見たいかどうか。
この視聴者意識を変えるのは難しいと思うが、誰も強制はしていないし、視聴後の感想は結果論。
テレビ番組が無料で見られるのも余所でお金が動いているだけだ。
まぁ、この場合は権利者が自ら代わりに録画してくれた対価と言うか。
だが、自前のサイトで有料配信するのは、サーバー代や帯域の確保と言った設備投資が必要だ。
動画共有サイトは無料サービスなせいもあるが、大抵赤字スタート前提。
見ず知らずの人に勝手に作品を動画共有サイトに投稿され、宣伝されるのは余計なお世話であるが
危ない橋を渡る位なら、単純に権利者が投稿して宣伝をすれば良いのでは無いか。
当然ながら無料配信になるし、動画共有サイトがいつまでサービスを続けるかも判らないが。
DVD販売の疑問点は以前に色々書いた。
DVDの購入はコレクション、保存が目的である様に思う。 後は特典とか。
対して、動画共有サイトに投稿された動画は視聴が目的である。 コメントは付随する物。
自分達の作った作品で余所が金儲けをするのが許せないと言うなら
それは恐らく考え過ぎか単なる自意識過剰である。
自前で同じ事をやって儲からないなら、余所も儲かっていない。 儲かると思ったらやれば良い。
結局、既存の仕組みを変える事に抵抗があるのだと思う。
持ちつ持たれつで、視聴者から権利者に直接お金が行くより、権利者の周りにもお金が落ちる様に。
常時視聴可能ならオンエアを見る人が減り、テレビの前で待機する事が無くなる。
今までお世話になっておいて、テレビの価値を自ら下げる様な事は出来ないって感じかな。
圧力に関しては知らないが、転換期と言われて随分経つのだから、そろそろ柔軟な対応も必要かと。