◆2006年07月21日 (金) 衝撃と言うか何を今更と言うか

 各ゲーム系ニュースサイトではトップ記事扱いだった様で。 まぁ、そりゃそうだわな。
以前、塩肉が不正取引業者との対談で懸念していた事が実際に起こってしまったと。

●元職員による弊社への不正アクセスについて(RAGNAROK)
関連:「ラグナロク」GMの社員逮捕 「ゼニー」を不正に増やし売却(ITmedia)

私としては特に驚きも怒りも喜びもせず、薄い反応でした。
出来るだけ関わるのを避けて眺める様になってから無関心な事もありますが
元々、疑われてもおかしくない運営体制から「いつかやるのでは」「実はやってるのでは」と
多少なりとも心の何処かで思っていたのでしょう。 普通だとこれは嫌悪から来る偏見なのですが。

さて、この発表の仕方は狡猾だなぁと感じている。
社員による内部犯行を「元社員の不正アクセス」とする事で、会社側が被害者面をしている事だ。
犯行当時から逮捕されるまで社員だった奴を「元」呼ばわりするのは変だ。 無関係な筈が無い。

各記事を色々と読んでみると、不正アクセス禁止法でしか裁けないと言う事は判った。
不正アクセスで無ければゲーム内通貨の乱造も不正取引も罪に問われないとは、とても残念な事だ。 
そんな意味で、会社ぐるみで権限を乱用されたらユーザーは手も足も出せない。
更に裏を読んで、これは尻尾切りなのかもと勘繰ってみたり。

ただ、あの会社でやってるクライアントパッケージとアイテムチケットの抱き合わせ販売。
あれも無造作にアイテムを生み出してるし、大して変わらないと思うんだよな。
勿論、自ら決めた規約を破ってるか、すり抜けてるかの違いはあるけど。

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