◆2006年09月28日 (木) こてんこてんこ 第103-104話(最終回)

 今までも物語の要所には、主に環境破壊を警告するメッセージが薄くあったのだが
まてんこの傍若無人っぷりが見事にそれを打ち消していた。 男爵に対する仕打ちとか酷いし。
それが最終回だからって突然テーマ性が色濃くなり、まるで別アニメになったかの様だ。

この世界観と掛け離れたシリアスなデザインで、明らかに浮いている大魔王。
異端の存在として、この世の悪を一手に引き受けてくれているのだろうか。 男爵良い奴だし。
目的が天の星を奪う事から探し出す事に移行したせいで、男爵が特に悪い事をしていた印象が無い。
大魔王も、もう少しストーリーに絡んで来れば良かったのにと思う。

すっかりサブレギュラーとして定着した上手な方のアイちゃんに加え、山上兄弟も再び登場。
アイちゃんのアグレッシブ過ぎる活躍は、本物の愛ちゃんだったら間違い無く腰砕けだ。

結局こてんことまてんこ、それぞれが誰も知らない内に成長していた事で
何だか良く判らないけど凄い力で大魔王を倒す。 基本的に普段とやってる事は変わらない。
しかし女王様、本来は大魔王の影響下にある筈のまてんこに頼るのはどうかと思うのだが。

そして平和になった天の国だが、唐突に教訓めいたメッセージが総括として連発。
更に女王様が人間界に付いて述べ始め、いきなり映し出される東京。
東京タワーが最終回に出たって事は、これはCLAMP原作だったんだよ! なんだってー!

人々の心に優しさを取り戻す為、こてんこや男爵達が人間界に来るんだそうです。
謎の会社グランプリは、公共広告機構か日本船舶振興会の後釜でも狙っているのでしょうか。
優しい心が無きゃ、こてんこ実況してねぇよ!
最後のEDは全員で、と言うか女王様のダンスが見たかったよ!

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