◆2007年06月11日 (月) 劇団えるむ 天の鍵

 昨日観に行った日中韓合同公演の様子や感想等。
雨が土砂降りになって来た午前中に、ばらしを手伝ってくれとの電話。
元々午後の回に行くつもりで、そうなると必然的に手伝う事になる覚悟はしていた。

早めに前進座に着いて楽屋に挨拶に行くが、知った顔はあまり居ない。
チラシの折込を手伝わされながら、客として来た知り合いと挨拶したり。
2年前に一緒に仕事をした韓国のプロデューサーと再会、しかし名前を間違えてた_| ̄|○

肝心の内容だが、とにかく無駄が多い。 構成とか装置とか道具とか。
序盤の妖怪達の話は悪くは無いが、人間の子供達のバックグラウンドを語るのが長過ぎて駄目。
前置きに1時間使った感じで、早く先へ進めて次の展開を見せてくれよと。
3人の子供の話を同時進行にしたって問題無い。 ギャグじゃ無いんだから同じ事を3回繰り返すな。

後、プロジェクターまで使って映したCGみたいなの、何とかならなかったのか。
今時FLASHだってもう少しマトモなのが作れるぞ。

最後は妖怪と子供が協力して地球破壊を目論む悪を倒す寸前まで行って倒せなくて
結局、地球が自己防衛して悪を倒したみたいな。 今までの話は何だったのか。

私が普段やってる公演は本当に無駄を極力削ぎ落とした「仕事」であり
今回の様に無駄に金を掛けた道楽みたいな芝居こそ「演劇」と呼ぶんだなぁと何となく思った。

上演時間は2時間10分。 16時20分に終演で、小屋出たのは19時半。
軽く手伝うつもりだったのに、ばらしに3時間だよ。 そりゃ疲れるわ。

そこから打ち上げに参加。 まぁ単なる手伝いなので、端っこでジュース飲みつつ食べる。
今回は楽しそうに悪役を演じてた小金井さんが私の事を覚えていて色々とお話。

劇団としての収入と支出のバランスをある程度は察してる様で
こう言った派手な合同公演が劇団の稼ぎを持って行って申し訳無いみたいな事を言ってた。
自覚はあるんですねと爆笑し、ちょっと救われた気分。 気分ね。 役者同士の会話だし。

立場的に養って欲しいのは我々だよ。

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