◆2006年03月26日 (日) おねがいマイメロディ 第52話(最終回)

 感動は抑え目、とことんストーリを掻き回してちゃんと収めた。
勿論、涙腺の緩む場面もしっかりとあったが。
途中の地震テロは、TXが見られない北陸で暴動が起きたと解釈しようか。

クロミがバクに乗る事が当然で、それにより小暮の活躍の場が設けられている事
そして前回キャッチ出来なかった歌を今度は助けられた事。
何の変哲も無い事柄が伏線に変わる瞬間と言うのはとても嬉しい。

柊の体を乗っ取り巨大化したダークパワー。 それに対峙する夢防衛少女隊。
構図はまるでFFのラスボス戦。 だけど気の抜けたダンスが緊張感を崩す。

ドリームパワーとダークパワーのテーマ曲が争う様に頻繁に入れ替わり(実際戦ってるんだけど)
BGMだけで充分混沌を醸し出しています。 吹っ飛ばされるマイメロを華麗にスルーした真菜が素敵。

意識を取り戻し、ダークパワーの曲に幻滅する柊。 しかしそれは今まで自分が望み行って来た姿。
歌達の呼び掛けにも等しいドリームパワーの曲との間で葛藤に揺れる。 気持ちは判る。
女の子達が「うんじゃらげ」とか歌ってるのを聴いて、こっちの方がまだ良いとは言えないよな。

幾度と無く歌うのを阻まれても諦めない。
街が滅びの雲に覆われ、家族友人達が夢を吸い取られても、まだ諦めない。
何気無い事だが、長女であり一番年上の奏姉ちゃんにしか出来ない役割がそこにはあった。

そして、マイメロとクロミがテレビの前の皆に協力を求めて来た時は、笑いと同時に涙腺緩んだ。
先週で視聴者の存在を意識していたのはこの為か! 毎週冒頭で呼び掛けてるけど!

それに反応するテレビの前の誰か。 描写されたテレビはアイキャッチ時の物。 ・・・まさか!
と言う事で、一瞬でも林原の歌声が混ざったら良かったのにな。 テレビの前の声じゃ無くなるけど。

此処に至るまで何度もドリームパワーの曲が流れたのは、メロディを覚えさせる為だと思うのですが
何せぶつ切り状態でのリピートですから、いくら歌詞が出ててもそりゃ無理だろ。
私はテレビじゃ無くモニタで見てるんで、お願いされてないから歌いません。

ダークパワーの呪縛を解こうとする柊。 何故か思い出すバクとのちゅー。
良く考えてみると、これは30話で魔法に打ち勝つ為に取った行動。 柊も頑張ってたんだね。
背中を後押ししてくれたのは、我等がひつじさん。 何でそこに居るんだ。

柊がドリームパワー曲の演奏に加わり、体から追い出され宇宙の彼方に消え去るダークパワーの精。
これ、ずっと流れてるBGMに絵と脚本を合わせてるのってかなり凄いと思う。
そりゃ、音効さんが調整し易い場面ってのはあるんだけど。

後は皆の歌声でメロディタクトにパワーが集まり、お空に向かってメロディーマークで元通り。
ついでにいつものノリに元通り。 奏の突っ込みも尤もだが、服着るのにSEは要らないだろ。

どう言う訳か突如街中に湧き出した温泉。 最終回でサービスシーンですか!
世間に迷惑を掛けた罰として、皆の背中を流す柊とバク、そしてクロミ。
追い討ちを掛けるマイメロってばマジ容赦無い。

柊の妹発言で複雑な歌ちゃん。 小暮キュンが何か良い事言ってますよ! ラブコメ期待しちゃうよ!
そして新展開を予感させつつ終了。 何だか来週が最終回みたいな予告でしたけど!

1年間お疲れ様でした。 このアニメに出逢えて本当に良かったと思っています。
人に好みはあれど、アニメーションが好きならば、この作品を避けて通る事は出来ないと思います。

●おねがいマイメロディ ベストアルバム(Amazon)

ボーナストラックが多分ドリームパワーのテーマ。

●おねがいマイメロディ トラックバックセンター

トラックバックセンターは今回で終了致します。
2年目は何処か大きいポータル的サイトが作ってくれると良いんだけどなぁ。

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