◆2006年07月04日 (火) 畑の錬金術師

 ファンタジーに於ける新しい空想上の金属を考え付いた。
大豆から金属を製錬すると言うのはどうだろう。 名前をミソリルと言う。

ミソリルは生成の段階で、大きな特徴を持った2系統に分かれる。
強靭で耐圧・耐久に優れた赤ミソリル(鉄鋼記号MPR:Miso Pressure Red)と
軽くて熱や腐食に強い白ミソリル(鉄鋼記号MHW:Miso Heat-Resisting White)である。

この2つをMA法(ミソリカルアロイング)と言う技術で混ぜる事で、両方の特性が保持出来る。
再加工と言う分類上、合わせミソリル(鉄鋼記号MMB:Miso Malleable Blend)と呼ばれる。

しかしこれらミソリルの製錬技術は極めて難しく、失敗すれば黄な粉になってしまう。
大量の黄な粉に埋め尽くされた街も少なくは無い。 黄砂はその名残である。

その為、いつしか禁断の秘術として一部に伝承され
使いこなす事の出来た限られた者を、人々は「畑の錬金術師」と呼んだ。

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