◆2007年11月03日 (土) 明日のDVDより今日のFLV
テレビ放送された番組が、権利者の知らない間に動画共有サイトに投稿される。
この辺は権利者の捉え方次第で、決して正しくは無いが黙認される場合も恐らくあるだろう。
権利者の中には、「無料で視聴されるとDVDが売れなくなる」と言う考え方もある。
DVDの販売が道楽では無く会社の大事な収益源ならば、当然ながら死活問題である。
個人的に気になるのは、何故DVDなのか。 私はDVD再生機器を持ってないからそんな疑問が出る。
DVDの販売収益モデルが何やら儲かりそうだと、結構軽い考え方で各社とも販売している気がする。
スポンサーのCMを付けて公共の電波に乗せている以上、一応は完成していると捉える。
なのに、DVDで作画等の修正をするのが当たり前になってるのが疑問でもある。
とりあえず放送に間に合わせて後で手直しをすると言うのは二度手間な気がするし
それで本放送のスケジュールが圧迫されたら本末転倒。
結果、毎月1巻ずつ発売するのがやっとと言う状況では無いだろうか。
その間にも沢山の作品が世に出るのだから、どんどん視聴者は目移りして離れ、興味も薄れて行く。
なので、DVDを買うのは残ったコアなファンだけ。 元から特典に食い付く層。
興味のある時に買えないのに、番組終了して何ヶ月も経ってからの発売で売れないと嘆かれても。
オンエアを見逃した人は来週までに何とかして追い付きたい訳で。 そうしないと話が判らなくなる。
DVDが発売されるまで待っていられない。 この辺は前に書いた。
なので、本放送が終わったらさっさと売れば良いだろうと言う話。 テレビショッピングみたいに。
DL販売でもパッケージでも何でも良いし、1話ずつだってコンテンツの切り売りって事にはならない。
DVDの売り上げが収益を占める様な会社の作品は大抵高価で第1巻の収録が2~3話だし。
例えば児童向けのアニメで4クールあったとして
全話揃える気は無いけど神回だった話だけ買うとか、ゲストに好きな人が出たから買うとか出来る。
当然そうなると作品の中でも売れてる話とそうで無い話の差が顕著になるかも知れないが
顕著になるだけでDVDで販売している時と大差は無いだろう。 頑張って下さいなだけだ。
そんな考え方だと、4話収録とか抱合せ販売の様にも思えて来る。 もう少し続く。